現役インフラエンジニア4年目、まつです
この記事はこんな方に向けたものです。
- IT系転職へ興味があるが不安がある
- 転職するにはどんなスペックが必要なのか
- インフラエンジニアを目指している
昨今、ITエンジニアの人材不足により需要が高まっているとよく耳にします。その一方、IT業界へ足を踏み入れるのは高いハードルを感じてしまうのでしょうか。
興味はあるけど、何だか難しそう…
自分のスペックでもいける?
実際、どんな人が転職出来た?
そんな方の悩みを解決できるように執筆しました
未経験は珍しくない
最初に伝えたいこと
私自身、異業種から転職して既に3年経ちます。実際に働いてみてわかりましたが未経験の人は特別珍しくありません。実際に自分も未経験者3名のOJTに携わりました。
また、現場にいる方の話を聞くと私と同じように異業種からの転身された方も少なくありません。元々は公務員の方、専業主婦だった方、情報系の大学を出た・そうでない方など経歴は様々です。
このことから、意外にもITへの入口は広く、業界へ入った後に働きながら知識を身につけていく方も一定数いるということです。
私の体験を通し、興味のある方が初めの一歩を踏み出せる勇気が出るよう解説していきたいと思います。
エンジニアを目指した当初のスペック
何のスキルも武器もなかった
インフラエンジニアになろう!
と決めた当時のスペックをまとめます。
- 最終学歴は高卒(専門を1年で中退)
- ITに関係のない業種で転職を繰り返す
- 事務員として計5年目ほど働く
- 情報系の知識ゼロ、勉強したこともない
- 資格を一切取ったことがない
- 事務/MOS系資格を挫折した経験あり
エンジニア転職どころか人生の雲行きすら怪しいですね
元事務職のためPCは普段から利用していましたが、未だにFAXを使っているような田舎の会社です。単純な業務しかなく、どこかで活かせるスキルはありませんでした。
当時は最低限の使い方しか知らず、Ctrl+Cでコピーというなショートカットの概念を知るのに数年かかったといえばどのくらい疎かったか伝わると思います。
スキルがなくて働き口を探すだけで精一杯
以前、転職活動をしていた際は何度か落とされたこともあります。
もう自分が何なら出来るかもわからない。自分は選ぶ側ではなく、拾って貰ってしがみつく側の人間なんだな…。
当時、20代前半でしたがこのように未来へ絶望した状態でした。いくら若さがあっても採用してもらえないこともあるし、何かスキルがないと苦労するのだと身をもって知りました。
情報系の知識がゼロだった
転職しようと考えるまでには情報系の勉強をしたことがなく、そもそも情報系とは?というレベルでした。
その世界のことを知らなすぎて、「まあ自分でもいけるのでは」と素人にありがちな無知ゆえの無敵状態の発揮しました。
実際に勉強してみてからは技術の世界は奥が深すぎて底が見えないということに気が付き、しっかりと日々習得しています。
ゼロからITの世界へ!その後
現在の状態
スキルなしからスタートしましたが、現在はインフラエンジニアとしてしっかりと働けています。
- 某大手IT企業へ常駐4年目(SES)
- NW設計・構築が専門
- 自分のチームを持っている
- 後輩も先輩もいる中堅ポジション
- 気持ち役職お手当を頂けるようになった
ITと聞くと入りにくいと感じますが、素人でも続けていれば相応の経験が積めます。最初はちょっとかじっただけの素人状態から飛び込み、今では中〜大規模のプロジェクトへアサインされるようになりました。
これは私が特別優秀なのではなく、ただ毎日繰り返し仕事行い知識を吸収してきた結果です。ITに関わらず、経験を積んで時間をかければそれなりのステップアップができますよね。
だからこそ、私が言いたいのは興味があるなら早く挑戦して経験を積んでみようということです。
意外にも多くの内定が出た
驚く事に、何の武器もない自分でもIT系企業で就活していた時は多くの内定を頂けました。具体的には6社ほど受けたのですが、内3社は内定で残りは二次、三次面接を進めている最中に辞退した形です。
ただ、私はハローワークや大手転職エージェントではなく、ITスクールであるネットビジョンアカデミーさんと通したため内定率が高かったという事はあるかもしれません。
IT系へ転職したいと悩んでいる人がいたらこのような事実があることを知って、心のハードルを少しでも下げられたら良いと思います。
- 6社中の3社は内定(残りは辞退)
- 書類審査で落ちることはなかった
- 採用に積極的であることを感じた
結論:高いスペックが必要とは限らない
高卒でも問題なく働いている
前述の通り、現在は特に問題なく働いています。企業の都合上、採用には学歴フィルターがある所もありますがそうではない所も沢山あります。
また、これは技術の世界の独特なものかもしれませんが学歴の差別を受ける事がなくなりました。前職で田舎の企業を事務職として転々としていた時、どの会社でも必ず高卒である事を悪く言われました。本当に必ず言われてました。
このことから、ITは実力主義の世界なのだと思います。私個人の経験からは、年齢・学歴・雇用形態(派遣・正社員)よりも仕事の実績、技術、人柄が重視されています。
社会人としての良識があればOK
未経験からIT業界へ入る為に高いスペックは不要と言いましたが、一つ重要なことがあります。それは社会人として良識があることです。
- 指示された時間通りに出勤/退勤する
- 勤務時間中はしっかり働く
- 報告・連絡・相談を必ずする
- 企業のお作法に従う
そんなこと?と思うかもしれませんがとても重要です。何故ならば、これが出来ずに退場になった人を数名見てきました。ここは土台過ぎるので誰も教えてくれません。しかし、この土台がないと多少仕事が出来ても必ずどこかで周囲とこじれて上手くいかなくなります。
プロジェクトやチーム単位で動くことが多いので、コミュ強になる必要は全くありませんが社会人としての良識は必要です。
ちなみに私は会議前にいまだに大汗をかくコミュ障です
あとがき
ゼロからの転職は大変ですが、年数を重ねていくごとに人的価値が上がるIT業界は個人的にはとてもおすすめです。
転職したいけどそもそもこんな自分を採用して貰えるのか?という不安と疑問が大きかったので、同じような人に届いて背中を押してあげられれば良いなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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